プログラム履修生の声

自分の興味と社会問題の関係を探り、
社会貢献したい

森崎 汰雄 2019年1月採択生 所属研究室は柏キャンパス
森崎 汰雄
2019年1月採択生
所属研究室は柏キャンパス

インタラクション技術、特に触覚について研究しています。WINGS-PESではバイオ、建築など他分野の研究者と交流し、自らの研究とのクロスオーバーについて議論しています。

私の研究における基本的なモチベーションは、漫画や映画で描かれるような近未来的な世界観への憧れです。一方で、現実には早急に解決すべき社会問題が多く存在しており、新たな技術は単に面白いだけでなく、これらの問題に即している必要があるとも考えています。このため、WINGS-PESでは、自分の(基本的な)興味と社会問題の関係・共通項を探り、自分なりのアプローチで社会貢献していくことを個人的な目標としています。

学内で様々な研究を見学できる、
異分野交流に最適な環境

Calvin Duong 2019年1月採択生 所属研究室は柏キャンパス
Calvin Duong
2019年1月採択生
所属研究室は柏キャンパス

WINGS-PESに入ったことで、東京大学での大学院生活が充実したものになったと実感しています。

サステイナビリティに焦点を当てたこのプログラムでは、これまで各プログラム履修生が所属する研究室を見学してきました。なかなか自分の所属先以外の研究室を訪問することは難しいと思いますが、WINGS-PESに所属していると学内でいろいろな研究の対象ややり方を見学できるので、異分野間のコミュニケーションを図る場として最適な環境であると思います。

プログラムの運営が柔軟であるということにも感激しています。例えば、プログラム履修生の参加が義務付けられている「卓越サロン」は学生主体の活動で、実施日やトピックは、基本的にプログラム履修生に委ねられています。「卓越サロン」の参加者はプログラムの学生と先生方ですが、先生方はプログラム履修生の研究内容に興味を持って接してくださるので、学生がプレッシャーを感じることもほとんどありません。異分野の先生からも質問や指導をいただくことで、良い刺激を受けています。

研究を大局的にみる訓練ができ、
新たな視点を得られる

安澤葉介 2019年1月採択生 所属研究室はつくばの産業技術総合研究所
安澤葉介
2019年1月採択生
所属研究室はつくばの
産業技術総合研究所

WINGS-PESでは、関連した授業の履修、約2か月毎の卓越サロン、研究の発表を行っています。授業は留学生が多く柏に行くだけで多様性を感じられます。

私は普段つくばの産業技術総合研究所で研究しているので、柏での授業はいい気分転換です。卓越サロンでは相互に研究室を訪問しており、訪問してもされても新鮮な発見がたくさんあります。研究発表は幅広い分野の研究者に対して行うため、構成や説明の仕方を試行錯誤しています。

研究を大局的にみる訓練ができ、様々な角度からの質問をもらえ、新たな視点を得られます。研究について異分野の先生方に発表し、議論する機会は少ないので、これだけでもWINGS-PESを履修した甲斐があると思っています。